モラトリアムハザード2
「モラトリアム」が大きな可能性を広げも狭めもしています。
「モラトリアムハザード」は生き物のような大きな口を開けたり閉めたりしている取り扱いには細心の注意が必要な代物だと私はイメージしています。「モラトリアム」が大きな可能性を広げも狭めもしています。
口を大きく広げ続けるかどうかは学生自身の気持ち次第です。それを大学在学中は無理をして口ではほとんどの学生がやるといいます。根拠があるものではなく、「見栄」「恥」「プライド」と言ったものです。 そこに揺らぎない「信念」がある学生は稀です。実際に卒業した後生涯を通じて「信念」を貫いて生きる学生は各科に1割もいません。 つまり、厳しいようですが9割以上の学生が在学中に「信念」はないのです。この話は在学生には猛反発にあいます。ただ、彼らのほとんどが間違いなく大事故にあいます。
私が言いたいのは「信念」の有無を攻めたいというものではありません。物語「白鯨」のように巨大な敵に勝てないことがわかっていても立ち向かってしまう心理はよくわかります。
でも、本当に「信念」があるなら卒業してすぐにうまくいかせることにこだわるのではなく、一度企業に就職して「信念」を本当に形にできる時期を待つべきだと強く言いたいのです。
大きな猶予を与えて成功して完全な成功を収める学生は一握りです。ほんの数人の学生が人に雇われずに生きることができます。次に制約を守りながら大学の教員として雇われる人生を送る。ここまでが成功した学生です。ここでいう「日向」です。
「自由にのびのび」と「モラトリアム」が正しく機能した例です。
問題はこれから後です。つまり日向と日陰の境界がここにあります。
学内の「モラトリアム」の時間では足りない生徒が出てきます。そうすれば卒業後のことを考えなければなりません。
美術系の学校全般が学校を出た後のことに疎いです。
「疎さ」が巨大なハザードを生んでいます。
学校は卒業させてしまえば関係ない。教員はそのような意識が一般的です。古くからある論理に基づいて教員は正しく行動します。 この論理を変えなければなりません。さて、おこがましいですが、芸大美大の教員の全てに言います。「学生たちの卒業後について疎い」感覚はインターネットで卒業後の実態が露わになるこれからは許されない。 気づいている人はすぐにでも考え方を変えるべきです。
芸大の場合、在学中に雇われずに作家として食べていける道を切り開いたり、大学の教員として就職できれば成功したと言えると思います。 でも、それは学部内に数人いる学生の話です。それ以外の生徒は卒業後のことを別口で考える必要があります。
大学を出た後は実家で面倒を見てもらえるか、自活をしなければならないかで状況は変わります。作家として成功するまで実家で食べさせてもらえる人もいます。 それはそれで問題はありません。ただし、そのような人も稀です。実家で食べさせてもらえない人は仕事をしなければなりません。 アルバイトでもなんとか食べていけるでしょう。ただし、アルバイトで作家活動する時間を確保するのは大変です。そこで多くの人が挫折します。 勿論成功するまで突き抜ける人もいます。ただ、やはり現実的には挫折する人が殆どなのです。
例えばコンビニで深夜アルバイトをして生活費を稼いだとします。生活するには週5は夜22時から朝8時まで10時間程度時間を割かなければなりません。 その時点では作家活動するための材料代などはありません。お金が必要な時はもう一つバイトを掛け持ちします。朝9時から夕方17時まで弁当屋さんでアルバイトをします。 掛け持ちでアルバイトをしている週3日の睡眠時間は1日2〜4時間程度です。それで初めて画材代ができます。 実はこのような生活を40代50代まで続けている人は大勢います。美術に限らなければ音楽や役者さんたちもこのような生き方をしている人はいます。 私も実際にこのような生活を送っていた時期はあります。しかし現実的にはこれで成功できるだけの制作時間を確保するのは現実的に不可能に近いのです。 音楽や役者さんはいいですが、美術は制作しなければなりません。その時間が足りないのです。 美術の世界で成功する確かなビジョンがすでに見えている人はいいかもしれません。何をどうすれば良いか皆目見当がついていない人はかなりの確率で事故につながります。 そう考えたくないのはわかります。でも、芸大生の場合は一度企業に就職した方が、色んなものが見えて、安定した報酬の中でいざという時に活動するための資金を貯めておくことができます。 私の勝手な考えですが、社会を知らない学生が卒業すぐに美術とデザインの世界で評価される作品を作るのは現実的に無理です。 社会を知らないわけですから・・。なので、焦って仕損じるのではなく、落ち着いて社会を見つめて、じっくりと見ていく中で自然に見えてくるものがあります。 それを形にすることが私は自然なことだと思います。無理に形にしようとすると歪みます。なので、時期を待つために一度大手企業への就職を勧めます。
今はインターネットで卒業生がどのように生きているのかを知ることができます。 まだ、それほど情報が上がってはいませんが、卒業生の動向を正確に知るためにてんいくは時期がきたら徹底的にリサーチします。 今の所、大手企業に勤めて成功している人は多いですが、その方達同士でさえ他の人のことは情報として得ることが難しい状況です。 でも、それもリサーチすることでかわれるはずだと思います。リサーチが変えるのは学生ではなく、学生に指示を出す芸大美大の教員だと私は考えています。
口を大きく広げ続けるかどうかは学生自身の気持ち次第です。それを大学在学中は無理をして口ではほとんどの学生がやるといいます。 根拠があるものではなく、「見栄」「恥」「プライド」と言ったものです。そこに揺らぎない「信念」がある学生は稀です。実際に卒業した後生涯を通じて「信念」を貫いて生きる学生は各科に1割もいません。 つまり、厳しいようですが9割以上の学生が在学中に「信念」はないのです。この話は在学生には猛反発にあいます。ただ、彼らのほとんどが間違いなく大事故にあいます。
「モラトリアムハザード」は生き物のような大きな口を開けたり閉めたりしている取り扱いには細心の注意が必要な代物だと私はイメージしています。「モラトリアム」が大きな可能性を広げも狭めもしています。
口を大きく広げ続けるかどうかは学生自身の気持ち次第です。それを大学在学中は無理をして口ではほとんどの学生がやるといいます。根拠があるものではなく、「見栄」「恥」「プライド」と言ったものです。 そこに揺らぎない「信念」がある学生は稀です。実際に卒業した後生涯を通じて「信念」を貫いて生きる学生は各科に1割もいません。 つまり、厳しいようですが9割以上の学生が在学中に「信念」はないのです。この話は在学生には猛反発にあいます。ただ、彼らのほとんどが間違いなく大事故にあいます。
私が言いたいのは「信念」の有無を攻めたいというものではありません。物語「白鯨」のように巨大な敵に勝てないことがわかっていても立ち向かってしまう心理はよくわかります。
でも、本当に「信念」があるなら卒業してすぐにうまくいかせることにこだわるのではなく、一度企業に就職して「信念」を本当に形にできる時期を待つべきだと強く言いたいのです。
大きな猶予を与えて成功して完全な成功を収める学生は一握りです。ほんの数人の学生が人に雇われずに生きることができます。次に制約を守りながら大学の教員として雇われる人生を送る。ここまでが成功した学生です。ここでいう「日向」です。
「自由にのびのび」と「モラトリアム」が正しく機能した例です。
問題はこれから後です。つまり日向と日陰の境界がここにあります。
学内の「モラトリアム」の時間では足りない生徒が出てきます。そうすれば卒業後のことを考えなければなりません。
美術系の学校全般が学校を出た後のことに疎いです。
「疎さ」が巨大なハザードを生んでいます。
学校は卒業させてしまえば関係ない。教員はそのような意識が一般的です。古くからある論理に基づいて教員は正しく行動します。 この論理を変えなければなりません。さて、おこがましいですが、芸大美大の教員の全てに言います。「学生たちの卒業後について疎い」感覚はインターネットで卒業後の実態が露わになるこれからは許されない。 気づいている人はすぐにでも考え方を変えるべきです。
芸大の場合、在学中に雇われずに作家として食べていける道を切り開いたり、大学の教員として就職できれば成功したと言えると思います。 でも、それは学部内に数人いる学生の話です。それ以外の生徒は卒業後のことを別口で考える必要があります。
大学を出た後は実家で面倒を見てもらえるか、自活をしなければならないかで状況は変わります。作家として成功するまで実家で食べさせてもらえる人もいます。 それはそれで問題はありません。ただし、そのような人も稀です。実家で食べさせてもらえない人は仕事をしなければなりません。 アルバイトでもなんとか食べていけるでしょう。ただし、アルバイトで作家活動する時間を確保するのは大変です。そこで多くの人が挫折します。 勿論成功するまで突き抜ける人もいます。ただ、やはり現実的には挫折する人が殆どなのです。
例えばコンビニで深夜アルバイトをして生活費を稼いだとします。生活するには週5は夜22時から朝8時まで10時間程度時間を割かなければなりません。 その時点では作家活動するための材料代などはありません。お金が必要な時はもう一つバイトを掛け持ちします。朝9時から夕方17時まで弁当屋さんでアルバイトをします。 掛け持ちでアルバイトをしている週3日の睡眠時間は1日2〜4時間程度です。それで初めて画材代ができます。 実はこのような生活を40代50代まで続けている人は大勢います。美術に限らなければ音楽や役者さんたちもこのような生き方をしている人はいます。 私も実際にこのような生活を送っていた時期はあります。しかし現実的にはこれで成功できるだけの制作時間を確保するのは現実的に不可能に近いのです。 音楽や役者さんはいいですが、美術は制作しなければなりません。その時間が足りないのです。 美術の世界で成功する確かなビジョンがすでに見えている人はいいかもしれません。何をどうすれば良いか皆目見当がついていない人はかなりの確率で事故につながります。 そう考えたくないのはわかります。でも、芸大生の場合は一度企業に就職した方が、色んなものが見えて、安定した報酬の中でいざという時に活動するための資金を貯めておくことができます。 私の勝手な考えですが、社会を知らない学生が卒業すぐに美術とデザインの世界で評価される作品を作るのは現実的に無理です。 社会を知らないわけですから・・。なので、焦って仕損じるのではなく、落ち着いて社会を見つめて、じっくりと見ていく中で自然に見えてくるものがあります。 それを形にすることが私は自然なことだと思います。無理に形にしようとすると歪みます。なので、時期を待つために一度大手企業への就職を勧めます。
今はインターネットで卒業生がどのように生きているのかを知ることができます。 まだ、それほど情報が上がってはいませんが、卒業生の動向を正確に知るためにてんいくは時期がきたら徹底的にリサーチします。 今の所、大手企業に勤めて成功している人は多いですが、その方達同士でさえ他の人のことは情報として得ることが難しい状況です。 でも、それもリサーチすることでかわれるはずだと思います。リサーチが変えるのは学生ではなく、学生に指示を出す芸大美大の教員だと私は考えています。
口を大きく広げ続けるかどうかは学生自身の気持ち次第です。それを大学在学中は無理をして口ではほとんどの学生がやるといいます。 根拠があるものではなく、「見栄」「恥」「プライド」と言ったものです。そこに揺らぎない「信念」がある学生は稀です。実際に卒業した後生涯を通じて「信念」を貫いて生きる学生は各科に1割もいません。 つまり、厳しいようですが9割以上の学生が在学中に「信念」はないのです。この話は在学生には猛反発にあいます。ただ、彼らのほとんどが間違いなく大事故にあいます。