JR熊谷駅北口徒歩15分
営業時間 9:00〜22:00

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のびのび専攻では

 アートの世界は真面目にコツコツやっているだけで成功するとは言えません。コツコツやることだけにすがって盲目的にならないよう要注意だと思います。(コツコツで強行突破という手もあります)
 コツコツやる前に、一度冷静にゆったりとした気持ちで物事を捉えてみると、その中に成功の手がかりが見つかることもあります。今コツコツ頑張っていて成功する気がしていない人は1度試して見てください。コツコツやることは悪いことではありませんが、前に進めてきてこれまで何も掴めなかったとしたら一度立ち止まってのびのびしてみるのもいいと思います。よくわからない人はクマビに習いに来てください。

 コツコツできない人は、のびのびする中で面白いものが見つかることもありますし、コツコツできるように少しずつ変わっていくこともできます。

 世の中には自分で解決しなければならないことがあります。教育で伸ばせない力があります。既存の教育は万能ではありません。そういった時に自由にのびのびは大切です。また古くからある哲学や宗教が役に立つこともあります。リベラルアート(=教養)はキリスト教よりも昔のギリシャローマ時代をとても参考にしていたりします。

 アートの学校であっても自由にのびのびできるとは限りません。アート=技術ですから、技術中心の指導をしている学校は多いです。技術中心であっても世の中の自由というイメージを客寄せに利用している場合もあります。自由と称しながら実質システマチックな教育しかしていないことはよくあります。

 アートの中にある自由の概念は1つに、教育や躾のディシプリンに対するリベラルアート。もう1つに守破離にある最初基礎をしっかり学んで独立していく自由です。この2つは混同されているのが一般的で実際東京芸大他美術系の学校のほとんどが区別されていません。区別し明瞭に整理できているのはクマビだけです。
 そのクマビでも、のびのび専攻を設けなければ生徒も親御さんも先生ものびのびしていいのかどうかわからなくて悪いことをしているような気がしてできないことがあります。諸々の理由で全国に先立って「のびのび専攻」を設けます。

リハビリー専攻では

 この専攻では2つのリハビリーを行います。
 1つはディシプリンをこれまでしっかり受けてこなかったせいで自分を律することができず自分を律していきたい人の訓練。もう1つはしつけに偏重しすぎ教えを養う所謂教養リベラルな力を養いたい人に向けた訓練です。

 絵は誰でも描けるものです。それが何らかの理由で描けない場合があります。
 描けない原因を見極め適切な指導をし、リハビリーすれば描けるようになります。困っている人がいるのでそれを専門的に指導するためのリハビリー専攻を設立します。

※解決には個人差があり人によっては年月がかかります。

自由科への参加資格

・人に危害を加えなければ誰でも。

自由科に参加する人はこんな人

・芸大美大受験する
・アーティストを目指す
 ※アーティストのプロデュースはしません
・趣味で描けるようになりたい
・漫画家を目指している

狙える大学

・学校推薦がある大学
・東京芸術大学油画専攻

  • 絵が誰でも描けるなんで嘘だ!

    絵は描けば誰にでも描けるものです。そういうと大声で「嘘だ!」と怒鳴られたこともあります。
    それでも誰にでも描けるものということは真実です。
    大声で「嘘だ!」と叫んだその声には誰かに過剰なマウントを取られ、騙され、憎しみや抑うつされた感情がよく滲み出ていました。この場合はたいてい身近な人が絵画の世界の権威を持っている人で、その人にマウントを取られています。案の定そうでした。
    さて残念ながら権威のある方で絵は才能がないと描けないと本当に信じている方がいます。ただこれは間違いです。これがどこかの団体のトップだったり権威がある人であっても違うものは違います。申し訳ありませんが私の方がこの点において世界の誰よりも学んでいます。間違っているその先生には失礼を承知で言いますが洗脳を受けています。昭和まではとても多かったタイプの先生ですが現代は進化しかなり進歩しています。画家が偉いなんて時代はもう終わりです。
  • 絵を描きたくても描けない人はこんな人です

    「自信がある」描けない人
    ・過去に受賞して自信はあるけれど描けない人
    ・親御さんや学校の先生から絵の才能があると言われて自信はあるけれど描けない人
    ・絵と自分をリスペクトしているけれど描けない人
    ・自分のプライドのために描いていて描けなくなっている人
    ・絵をリスペクトするあまり手がこわばる人
     このような状況にある人は、自分で自信がありつつも実は本当に自信があるわけではなくネガティブなところにいます。していることを冷静にみると癖になっていることが多いです。クマビに来た場合足りないことを指摘しなければなりませんので指摘を受け入れる気持ちではない場合、気持ちを切り替えることから指導していきます。

    「自信がない」描けない人
    ・成績が悪くて描けない人
    ・下手だと思い込んでいる人
    ・才能ないと言われて描けなくなった人
    ・コンプレックスがある人
     本当は描けるようになるのですがトライアンドエラーで踏み込む勇気が持てず、逃走するか闘争するかの選択の瞬間でいつも逃走を選んでいます。周囲に逃走を選ぶように仕掛けられている場合もありますので、世間話など踏まえてプロファイリングしながら少しずつ解決していきます。

    「描写ができない」描けない人
    ・想像で描けるけど描写になると描けない人
    ・物に全く興味が湧かない人
    ・イラストなら描ける人
    ・ゲシュタルト崩壊している人
     詳しくはクマビに来てからの秘密です。

    「障害が原因」で描けない人
    ・イライラして描けない人
    ・眠くなるから描けない人
    ・誰かが自分の悪口を言っているような気がして描けない人
    ・急にスランプになる人
    ・心身症と向かい合っている人
    ・発達障害と向かい合っている人
    ・境界知能の人
    ・めんどくさがりの人
    ・だるい人
     これもクマビで直接お話ししなければならないので来てからの秘密です。
  • 問題を解決するために

     描けなくなる人には色んな人たちがいます。そしてみなさんすごく普通か、特殊な問題を抱えている人たちです。根性だとか言う人がいますが根性ではありません。

     すごく普通で描くのが面倒なだけの人には描けるようになるための時間を与えれば直に描くようになります。ただそれには指導のノウハウが必要です。たいていは気の入れ方がわかっていないので描いていなくても怒ったりせずに気を入れていきます。
     学校の多くは体罰や激昂をしなければ気が入らないと考えていますが、怒ったりしなくても気が入るようになります。(先生で興味がある人は来てください。本当の話なので教え方を教えます。)

     ただ自殺、キレる、暴れる、発作の寸前の状態では絵なんか描いている場合ではないので先生が何を言っても絵を描く気は入りません。でもアーティストにはすごく向いている場合があります。
     クマビでは暴れたりすると周りに迷惑がかかるので落ち着いたら来てください。

     特殊な問題を抱えている人も問題を自覚さえできれば改善策を1つずつ試していくことができます。自覚があるというだけでかなり前向きになっているとも言えます。問題があることを認めたくない人や全く気づいていない人には遠回りが必要で時間がかかります。
  • 特殊な問題と向かい合う人はアートの世界に向いています

     特殊な問題と向かい合い生きていくために解決する必要がある人はアートの世界は向いています。普通であれば普通に就職してしまうところ、アートの世界で生きるしかないと考え、アートの世界に生きていこうと決めている人はアートの世界では逸材です。自由科でいう自由はそんな人が自由な時間を過ごすためにあります。このような時間を認められる芸術系の学校はあるようでありません。

     普通の人が抱えていない問題を解決できた時、普通では解決しない問題の解決方法を知っているので、それを表現していけば、世界を変え、歴史も塗り替える場合があります。そこにロマンが持てます。パトロンも出てくるかもしれません。

     一般的には手や頭が働かなければ不真面目というレッテルを貼られがちです。ですがそれは過ちです。当事者でなければ知り得ない問題があります。手や頭が動かない人を不真面目と一概に断言するのは問題が見えていないからです。未熟であっても成長の機会があれば必ず人は成長します。その機会が十分与えられないだけです。だからこそ学校が必要なのです。学校は完成された人間の行く所ではありません。
  • 自由(リベラルアート)科の特徴

    ・堂々と自分のペースで受講できる
    ・遅刻してもいい
    ・寝ていてもいい
    ・携帯依存で携帯を見ていてもいい
    ・形が取れなくてもいい
    ・デッサンをしなくてもいい
    ・課題を提出しなくてもいいけど課題を与えてもらえる
    ・課題が気にいらない場合は自由に制作していい
    ・障害や生きづらさと向かい合いながら進められる

    <のびのび専攻の学生の特徴>
    ・のびのび描いていくことの良さを知っている人がいる
    ・のびのび生きていくことができる
    ・アーティストとして生きていくことが不可能だと思っていない
    ・普通の人よりも美術やデザインの世界への想いが強い人がいる
    ・普通の人にできることができないかわりに普通の人ができないことで生き抜いていく

    <リハビリー専攻の特徴>
    ・自分にできないことをできるようになるまで時間をかけられる
  • のびのび専攻の学生が社会を生き抜く方法

    ・親族、パトロンに生活を支えてもらう
     岡本太郎が母の遺産、ゴッホが弟、篠原有司男がタバコ会社令嬢に支えられたようにアートに人生を捧げることを決めることでその姿勢に心を打たれて無償の奉仕の精神で支援する人が現れることがあります。もし社会生活を普通に送ることが困難なのであればアーティストとして生きる道に活路を見出す可能性を考えてもいいかもしれません。
    ・大学の教員になる
    ・専業主婦になり落ち着くまで子供は作らない
  • 自由とは

    ・自分の受けた教育では対処できない困難な問題に直面することがあります。その場合、自分で自由に独自の解決方法を考え出し実践しなければなりません。それが自分で決めていい自由です。それで問題が解決したらそれを社会に発信すると役立たせることができるかもしれません。
    ・守破離の破と離を実践すること。
    ・はじめから自分で考え抜き、あてになる本能や感覚や欲求、経験などから自分がいいと思う方法を信じ戦い抜くこと。
    ・ここで書く自由とはただ堕落することではありません。今戦う手段がなく、休んでいるしかなければ闘争ではなく逃走を選んでいい。人間は行動する瞬間に闘争と逃走を選んでいるので世間がどう言おうと逃げなければならない時は逃げていいと思います。
  • どうしても受け入れてあげられない生徒さんがいます

    生徒を受け入れることが難しいことはあります。やはり暴れたり人に危害を加える場合は受け入れることはできません。受け入れられるのは静かにできる生徒だけです。
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