中学生/高校1~2年生までに絵を描く練習をはじめよう!!
中学生/高校1~2年生までに美術予備校クマビに来る高校生、中学生の皆さんは美術の道に進み夢を叶えるチャンスが大きくなります。
理由は!
夢が叶わなかった1番の理由が「時間が足りない」からです。
練習時間が少ないことは言うまでもないです。最も大きな問題は「言われたことをやる気持ちを作る時間」が持てなかったことです。
中学生
高校1~2年生
理由は!
夢が叶わなかった1番の理由が「時間が足りない」からです。
練習時間が少ないことは言うまでもないです。最も大きな問題は「言われたことをやる気持ちを作る時間」が持てなかったことです。
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気持ち
「気持ち」は予備校で作られることが多いです。傾向と対策だけではなくその間に気持ちを作ることが大切です。クマビではその指導をします。大学や専門学校ではそこまで先生と接する機会がなかったり、そもそも先生から直接話を聞く機会がなかったりします。そもそも大学と専門学校は高等教育機関なので気持ちができていて当たり前です。気持ちを作るための話をしてもらえる場は高等教育機関ではなく予備校ということが多いと思います。
芸大美大の難関校を目指す人、専門学校で漫画家やイラストレーターを目指す人など、美術の道を進路に選ぶ人は大勢いますが、皆さんがよくわかっている通り夢が叶わない人が大半です。叶わなかった理由は様々ありますが、一番の原因は練習時間が少ないことと断言できます。
芸大美大志望の人の多くは高校3年生から予備校に通います。半数がそうだと思います。高校3年生のいつはじめるかも問題ですが、(クマビ以外の)一般的な美術予備校では半数以上の人が難関校(東京芸大、タマグラ、ムサシデに限ります)に間に合いません。浪人するか、難関校を諦めて入りやすい滑り止めの大学に進みます。
漫画家、イラストレーター志望の人の場合はほとんどの人が高校を卒業して専門学校に通い始めてから本格的に絵を描き始めますが、はじめるタイミングが遅いので間に合わない人がたくさん出てきます。
専門学校では、高校3年生の時に興味のある進路がなく、民間の進学相談会に参加して、そこで漫画家やイラストレーターを勧められて、他にやることがないという理由で決める人が沢山集まります。専門学校に入ってからスタートするので間に合わず専門学校の3年生の時にほとんど初心者と変わらない人が半数程度いると思います。これは長年専門学校の3年生を指導してきましたが毎年頭を抱えていた問題です。学生がこの事実に触れるのは専門学校に入って3年生になってからです。このような状況を生む一番の原因は学生自身に自覚が足りず気持ちができていないことです。
一方で気持ちができている学生もいます。芸大美大にしても、専門学校にしても進学してから必死に頑張った人の中から自分の夢を実現させる人が出てきます。そういった人は気持ちができていた人です。そこから成功する人が沢山いるのも事実です。実現した人の影では、当然ですがこれも多くの人が間に合わず自分の希望していた仕事につくことができません。
もし高校2年生までの人でこのページを読んだ人はこの世界に入ってくるなら今から気持ちを作ってください。逆に言えば今気持ちを作ることができれば夢が叶う可能性は飛躍的に上がります。
クマビでは進路が専門学校でも芸大美大でも学生の夢が少しでも叶うように、学生達の様子を冷静な目で俯瞰して観察し、まずは気持ちを作る指導をしています。
クマビで長年観察し続け気持ちの次に問題になるのが「制作時間の圧倒的な差」です。
外的要因により、専門学校や芸大美大に通いながらも制作時間が短いという状況を招くことがあります。原因は学校の雰囲気です。
芸大美大の難関校の学生は自発的に作業する体制が出来上っています。自宅で作業できる人は自宅で作業を進めます。これが理想です。次に自分一人になると手が進まない人がいます。そのタイプの人は学校で制作します。
難関校以外の芸大美大と専門学校の学生は手が進まない人が多いです。学校に来ても学校に来るだけで体力とストレスの限界に達していて、全く手が進まない人が3割程度いるはずです。夢に向けて一分一秒時間を惜しんで制作に打ち込むといったことに触れたことがない人が多いです。制作中心の生活を送ることに慣れていません。 -
ギバー
ギバー(Giver)とテイカー(Taker)で言うなら気持ちができている人はギバーです。利益を得るために与えることが理解できています。気持ちができていない人はテイカーなのです。利益を得るために与えることの意味が理解できておらず、主に親子関係の親からの自己犠牲型のギブに恵まれ慣れてしまっています。親元ではそれでいいですが、社会に出ても受け身でいることが知らずに染み付いて抜けません。受け身が利益を生む最善策だと体が誤解してしまっています。頭でわかっていてもサボり癖を打ち払うことができません。
テイカーとして漫画を読んだり、ゲームをしたりすることは楽しいことです。しかしそれは受け身です。漫画を描き、ゲームを作る側はギバーです。テイカーだと制作に伴う肉体的な疲労や精神的な苦痛は耐えられないものです。ですが、ギバーであれば、前提として納得のいく対価を得られる認識があるので、同じ疲労を伴う労働でも問題なく耐えられます。
専門学校やFランクの大学ではテイカーとして入学しても擁護を受けられる場合があります。学校もそれを見込んで集客している場合があります。実際にサービスを受ける消費者として受け身の感覚で入学してくる学生が大勢います。テイカーには消費者として学費を払っても高い学費を払っただけでなんの意味もなかったと思っている人が沢山います。その1番の原因はテイカーだからです。その場合学校はオープンキャンパス等で設備や環境や先生や他の学生との交流を謳っています。
Fランク校など厳しい受験を超えずに学校に入学した学生の多い学校では1年生の間は厳しい指導をすると多くの学生が学校を辞めてしまいます。学校側は心が折れて辞めてしまっては本末転倒なので、まずは少しずつ学校という環境に慣れることを優先し、はじめは厳しい指導はせずに擁護を先決します。本来であれば専門学校、大学に入学した瞬間からどっぷりと制作に打ち込めば間に合う可能性はありますが、それを実行出来る高い自主性を持った学生はとても少ない現状です。
周りの空気に流されずに一生懸命努力をすれば在学中に間に合う可能性は十分あります。美術予備校クマビでは仕事につくまでに6000時間絵を描くことを勧めています。
専門学校と大学在学中にそこそこ頑張っても間に合わない状況は沢山あります。普通に頑張る程度では間に合わないのは当然です。在学中に2~3年程頑張ってもプロになるための練習期間としてはあまりにも短いです。6000時間絵を描いた後の自分を想像してみてください。ある程度の実力と自信を身につけていることを想像することは容易だと思います。学校に入ってスタートダッシュできる人はそういったビジョンが出来ています。
専門学校と芸大美大の授業は、シラバスという学習計画の通りに授業を行います。授業に出席して最後に課題の作品を提出すれば単位をもらえます。単位の取得は本来厳しいものですが、現在の日本の美術系専門学校と芸大美大では一般の大学よりも比較的楽に単位の取得が可能です。資格のように単位が取得できれば仕事が得られると考える人は多いと思いますが、単位を取得してもさらに力を身につけていなければ、ゲームの説明書を読んで操作方法やルールを理解したに過ぎず、おぼつかない操作でゲームを遊ぶまでのレベルに達していないことと同じように仕事に全くなりません。
仕事になるには、色や形を扱う感覚を養ったり、創造力を引き出す力、もの作りの哲学、精神性を高めたり、発想を引き出したり、物の見方や考え方を養う必要があります。それには沢山作品を作ってみて、評価を受けて、失敗を重ねることで養われます。失敗ができない、受け入れられない心や硬い頭ではこの世界で仕事をすることは無理です。失敗を受け入れるには気持ちにも、時間にも余裕が必要です。勿論お金もかかります。余裕を持つためにはそれ相応の時間を確保し、お金を準備しなければなりません。ただ、時間とお金がかかると言っているということは、時間とお金をかければ健康な学生であれば誰でも力を身につけることはできるということを言っています。時間とお金のかけ方で学生の優劣が決まっている状況はこれまでにはっきりと見えています。時間とお金を十分にかけることが成功のカギです。 -
思い出作りのための進学
①浪人させてもらえた人。
②浪人させてもらえなかった人。
③高校3年生になる前からはじめられた人。
④高校3年生からしかはじめられなかった人。
以上のの4つの人の分かれます。これらの分かれ方が美術系の専門学校と芸大美大卒業後の状況を比較した結果、顕著な違いが手に取るようにみられることがわかります。公のデータとして証明できる資料がありませんが経験上確信を持って言えます。
予備校に通った年数が少ない人達ほど大学在学中に就職等の活動が進まず、大学を出た後に美術以外の仕事に進むほかなく美術系の仕事に勤めても早く辞めてしまう人が多い傾向があります。早く辞める人に特に多いのはテイカーです。テイカーで思い出作りのために通うイメージを抱いてしまっていた人。学生本人も、親御さんも進路指導の段階で「思い出になれば良い」という考えで美術系の学校への進学を考えることは多いです。クマビは真っ向から「思い出作り」は否定します。間違ってもそんな理由で美術系の専門学校と芸大美大に進学しない方がいい。せっかくの可能性が台無しです。
美術系の専門学校と芸大美大の年間の学費は美術系専門学校で600万以上。私立の美大で800万以上かかります。実際に600万以上のお金が負担ではなく、軽い気持ちで美術系の専門学校と芸大美大に進学する人は少なくありません。が、学校を卒業した後に仕事につけなかったら恥ずかしいはずです。一生懸命に学業に専念することを必要以上に無理強いはしませんが、クマビとしては思い出のためだけに使うのはもったいないと思います。大きなお世話かもしれませんね。
仮に800万もあれば美術の世界で成功する手立てはいくらでもあります。私(美術予備校クマビ代表の小平です)は11年間学生をしましたが、使った学費は100万円弱です。私だけではなく、経済的な余裕がないために国立の大学に進み、あまりお金を使っていない勤勉な学生に仮に800万を渡したら、大きな仕事をやり遂げる学生が大勢現れます。例えば私がクマビを設立当初にかかった費用も800万程度です。800万あれば小さな予備校やデザイン事務所を起こすことくらいは可能です。大学卒業後の作家活動の資金に充てれば十分に作家として大きな飛躍を狙えます。「思い出」に800万をポンと使える人が本気になれば私のような経済的に力のない人間では到底かなわず、足元にも及ばないような素晴らしい仕事ができます。800万円をお小遣いとして使える親御さんやお子さんがいることもわかります。実際少し高い車を買えばすぐにそのくらいにはなりますし、道路にはそれくらいの車は沢山走っています。貧乏人の私に偉そうなことを言われると「ウザイ」かもしれません。ですが、自分の可能性に気付く切欠になるかもしれませんので、一瞬でも良いので「思い出」ではなく、本当に一生懸命に取り組んだ後のことを想像してみてください。今この瞬間にあなたにしか思い描くことのできないビジョンが浮かぶかもしれません。
「思い出作り」をコンセプトに美術系の学校に通う人の多くは受験に力を入れずに倍率の低い私立の芸大美大や専門学校に進学します。「思い出作り」ではなく、美術の世界で本気で仕事をするために美術系の専門学校や芸大美大に通い、美術予備校に通った年数が長い人程美術の仕事を長く続けています。
予備校では美術の仕事に耐えられる体質をつくることができます。それは、大学と専門学校のゆるい評価ではなく、「失敗すればもう1年浪人」という「リスク」を背負った者同士の受験戦争の試練で鍛えられるからです。大学と専門学校にはこのようなリスクはありません。先生がいくら厳しくしても平和は平和です。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉があります。リスクが伴う美術系の仕事についてから失敗は許されません。しかし、予備校の課題の失敗は許されます。予備校では1~3日に1つ程度のペースで課題がでます。課題で数えきれない程の失敗をすることが経験になり将来の成功につながります。
高校2年生までに本格的に練習をはじめられる人はもう始めましょう。
中学生
高校1~2年生