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芸大美大/桑沢難易度

美術系の学校の難易度がわかるクマビのページ

このぺージでは芸大美大の実技試験の難易度をSからGまでの8段階で区別して表にしています。
段階に分かれる実技試験の難しさは入試倍率の高さを主な根拠として作成しています。
倍率以外に加味した複合的な問題では出題の傾向の掴みやすさ/現役合格の割合/遠隔地から受験する生徒の割合/授業料の安さなどを想定しています。
難易度表の作成はクマビ独自の視点でおこなっているため、受験生個人の実技と学力の差、美術予備校の対策の得意不得意の差、学科のウェイト、年ごとに生じる細かな変動を踏まえるとその年年の結果や難易度表を利用する個人の印象には少なからず相違が生じることが考えられます。そのためクマビの難易度表はあくまで簡易的な利用に留め、最終的な進路及び志望校の決定の際には各大学の発行する資料を参照し、その年の正確なデータを用いた上で判断するようにしてください。

実技の基礎をどの程度身につける必要があるか判断する表として

難易度表は志望校を検討する際の判断材料にするとともに、これからクマビで実技の対策をする生徒が入試までにどの程度基礎を身に付けておかなければならないかを判断する目的としても作成しています。どの程度基礎を身に付けるかは基礎力を身につける割合を示す「基礎力」の項目で表しています。基礎力は東京芸術大学の合格ラインを上限として想定し、完全に問題がない作品を10割とし、色・形・構図のバランスや課題の答え方などの評価の対象になる物事。物事の問題の程度に応じて問題のないものを10割、多い物を0割で表しています。項目とは例えば”立体感が出せる””形が狂っている”といったものです。


下の表は熊谷美術研究所が独自に調査したデータから補欠を含まない一般入試の正規合格者の中に基礎力をコンプリートして合格している受験者が含まれる割合を示したものです。

難易度表 基礎力 大学科
Sランク 9割 東京芸術大学デザイン.油画.日本画
Aランク 8割 東京芸術大学彫刻/武蔵野美術大学視覚伝達デザイン/多摩美術大学グラフィックデザイン
Bランク 4~7割 東京芸術大学工芸/武蔵野美術大学日本画/多摩美術大学日本画/金沢美術工芸大学デザイン.日本画/
Cランク 2~3割 東京芸術大学先端芸術/武蔵野美術大学油絵/多摩美術大学油画.生産デザイン.プロダクトデザイン.テキスタイル/東京造形大学グラフィック.アニメ―ション/東北芸術工科大学テキスタイル
Dランク 0~0.5割 武蔵野美術大学映像.デザイン情報/東京造形大学デザイン/東北芸術工科大学美術
Eランク 0~0.5割 武蔵野美術大学空間演出デザイン.多摩美術大学版画.彫刻.工芸.情報デザイン/東京造形大学絵画/広島市立大学芸術学部デザイン工芸/東北芸術工科大学洋画.版画.工芸.建築環境デザイン
Fランク 0~0.5割 女子美術大学日本画.美術教育.デザイン工芸.プロダクトデザイン.アートデザイン表現.ヒーリング表現/日本大学芸術学部絵画.彫刻.デザイン/東京工科大学デザイン
Gランク 0~0.5割 女子美術大学洋画.立体.芸術表象.環境デザイン.ファッションテキスタイル.アートプロデュース表現/東京工芸大学デザイン/東北芸術工科大学日本画/横浜美術大学美術/桑沢デザイン研究所

基礎力をしっかりと身に付けている必要性

 上の表から合格するためにSとAランクは基礎をしっかりと身につける必要があること。Bランクではなるべく身に付けることが望まれるけれど、入試前に基礎が足りてないからといって受験を諦める必要はないこと。基礎力以外の所で十分カバーできるということ。Cランク以下の大学の科や専攻に関しては受験生はそれ程時間をかけて対策していないため、基礎をしっかりと身に付けている受験生が少ないので実際の採点の現場では基礎力で採点しても定員の人数まで受験生を絞り込むことができず、様々な見方を使って評価していると考えられます。C~Gランクを受験する受験生は基礎力が足りないこと過剰に心配する必要はありません。例えばGランクでは実技の対策をまったくせずに合格する合格者がいます。

難易度別に必要な基礎力

難易度 現状
S+A 基礎力を完璧に身に付けるつもりで対策しなければ正規合格の水準に達することはできません。
B ほぼ半数の合格者が基礎力をしっかり身に付けてしています。もう半分程度は発展途上です。
C 一部の正規合格者が基礎力をしっかり身に付けています。
D+E+F+G 基礎力がしっかりしている学生は殆どの場合が難易度SやAの大学に入れなかった時のことを考えて滑り止めのために受験しています。

志望校選択の際に生じやすい問題
芸大美大に合格するために

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