JR熊谷駅北口徒歩15分
営業時間 9:00〜22:00

048-578-8177

身体の健康状態

美術の世界は体が資本です。健康であることが1番なので健康を大切にして、体調を崩すことのないように徹底的に管理します。美術の道に進む学生に良くある身体に関わる問題を取り上げていますので参考にしてください。

視力
・絵をはじめて間がない頃、視力が悪い人は視力のことが絵に影響しないか心配されて相談を受けることがありますが、絵を描くことに慣れてくると視力のことで相談を受けることがなくなります。勿論モチーフから離れると細かい形は見えづらくなりますが、細かい形が見えなくとも自分の眼で見える自然な見え方で物を見て描けば良いので視力の心配はありません。眼鏡などに不備があれば、それが心配で絵を描くことに集中できないので不備はないようにしておきましょう。
・極度の近眼の人はさすがに絵を描くことが困難な場合もあります。ただ、油絵科や版画科では、ものすごく近眼の方でも近眼の方に向いた描き方をすれば魅力的な絵を描くことが可能です。木版画家の棟方志功は極度の近視でしたが彼の作品には近視だからこその面白さがあります。

体格
・体格の大きい方は長時間いすに座って制作することが出来ない方が多いです。腰を悪くされている方が多く絵が上手くいかない時に腰の痛みで集中できないことを先生に訴えることがあります。それを先生に言われても先生にはどうすることもできません。支障がある場合はダイエットを実行するべきかもしれません。

鼻炎
・木炭や鉛筆、水粘土の粉などの粉じんはマスクをすることが効果的です。
・鼻炎を持っている人には教えたことを1回で覚えられないことが多く、クマビの先生にも鼻炎持ちの先生がいますが、減感作療法を実践してかなり良くなったそうです。。
・市販の点鼻薬/飲み薬が効果があります。
・耳鼻科で減感作療法という抗体をつくるための注射を定期的に打つ治療が効果があります。
・耳鼻科でレーザー治療という鼻の粘膜を焼く治療が効果があります。

皮膚炎
・画材で皮膚が炎症することを聞くことは稀です。稀に耳にするのが木炭アレルギーとテレピンが滲みるというものです。症状が出るのは特に手のようです。手荒れがひどい人は使い捨ての手袋を使ってみてください。
・筆を洗う時に毛先の摩耗してたわしのようになった筆を手の平に強く押し付けてごしごし洗うと手を荒してしまうことがあります。手荒れと誤解するようです。
・漆で荒れる話は良く聞きます。大学に入って漆を専攻する工芸の人たちは漆でかぶれることはつきものと考え、上手く付き合っていくようです。

お腹の調子を壊す
・お腹の調子が悪く、トイレに行く回数が多い人でも、わりあい美術の授業はトイレにいけるので安心です。
・将来美術の先生になった場合にも、美術の授業の場合はトイレに行きやすいので安心です。

てんかん
・美術の学校には様々な事情を抱えている人が集まりやすい傾向があります。てんかんを持っている人もその一人。発作が起きた時のことを懸念されて普通にお勤めする道ではなく美術の道を選択される人も多いようです。美術の学校では様々な事情を抱えた生徒が多いため理解のある先生は多いです。相談できる学校であればなるべくならてんかんで有ることを公表し、発作がおきた時に友人と先生が適切な対応ができるように備えておく方が良いと考えます。病院に通われている場合はかかりつけの病院と連絡先を学校に伝えておくと発作が起きた場合の処置がスムーズに行えます。

立ちくらみ/貧血
・絵の指導を受ける時に先生が生徒の作品に手を入れることがあります。その際は先生のそばで立って先生の描き方をみることになりますが、貧血や立ちくらみで倒れる生徒が多いので、貧血や立ちくらみになりやすい人は事前に相談しておきましょう。

風邪
・プロは体が資本です。風邪をひかないように、毎日のうがいなどで自分で風邪になりにくい方法を見つけて実行しましょう。
・もし風邪をひきかけてしまった時はすぐに薬を飲んで、インフルエンザかもしれませんのですぐに病院へ行きましょう。

インフルエンザ対策
・プロは体が資本であることは言うまでもありません。風邪を引いたと思ったらすぐにインフルエンザかどうかの確認に病院に行きましょう。病院にいく必要性を口で言うのは簡単ですが実際には実行出来る人とそうでない人にわかれます。

心の健康状態

平常心を保つ
・絵を描くには楽観的な思考と悲観的な思考のいずれにも偏らないバランスの取れた考え方が大切です。絵は良い作品を描こうと真剣に考えて、悩みすぎた結果、悲観的になりすぎ、自信を喪失した果てに絵が全く描けなくなる人がいます。絵は描いてみなければわからないといった仮定をもとにおこなう行為です。筆を入れる瞬間は覚悟を決めて楽観的で楽な姿勢で望まなければ描くことができません。勿論、描き終わった後は厳しい批判を受けたり、反省します。クマビでは悲観と楽観の見方のコントロールの仕方を指導しています。

鬱病
・絵を描く行為の中には心身症の治療に繋がるものもあるので美大受験を同じように考えて病院や学校、あるいは家族の方に進められて受験をはじめる人も少なくありません。
心身症の治療に繋がる絵を描く行為とは、
①線で殴り描きをする。
②絵具を飛ばしたりするアクションでストレスを解消する。
③想像したものをらくがきする。
④目の前にある絵具の色に反応して反射的に色を塗っていく。
などの描くことを通じて自分自信の存在を確認し、描くことによる治療の効果を期待していくもののことを言います。しかしこれらすべては受験で行う制作とは相反します。受験の殆どが客観的に物を見て描写したり、正確に形を測って緻密に描くなど一般的には大きなストレスの伴う作業を長時間繰り返します。
・鬱病で治療中の方には「頑張る」という言葉は禁句であったり、シビアな局面の多い受験では対応が難しいことが多いのでクマビでは最初に鬱病を抱えて受験することの難しさをお話しさせて頂いています。今まで鬱病を克服してから受験勉強をはじめて受験に成功した人はいましたが、治療をしながら受験に成功した人はいません。クマビとしては鬱病で治療中の方の場合は治療に専念して完治してから受験勉強をはじめることをお薦めしています。
美術に進むための処方箋

トップへ戻る