初心者の皆さんへ
美術の世界へようこそ！！クマビは美術の世界に入って来た皆さんを歓迎します。
これから美術の道に入ることを決めた皆さんに「美術の心構え」について簡単にお話します。皆さんは美術の道に進む最初の一歩を踏み出そうとしています。この一歩はとても大切です。この一歩は将来、あなたの人生を変える一歩になり、もしかしたら世界を変える一歩になるかもしれませんし、自分の未来だけでなく歴史を変える一歩になるかもしれません。これまで多くの生徒の一歩を見てきました。一歩前に送りだされる足どりは軽快です。皆さんの顔を見ると、最初の一歩を踏み出したその瞬間は皆とてもいい顔をしています。この瞬間に悪い顔をしている人を見たことがありません。この瞬間、とてもいい顔になるのは当然だと思います。様々なことを考えて、整理をつけて、決断する。大きな仕事をやり遂げた後なのですから当たり前です。最初に皆さんに言いたいのはありきたりなことかもしれませんが「初心を忘れないこと」です。特に忘れて欲しくないことが自分の心構えを作ってくれた物事や切欠と、今掴んでいる「勇気」です。最初の一歩を踏み出した皆さんは「勇気」を奮い立たせる力があり、言うなれば夢に向かうために必須の素質となる瞬発力や決断力を持っています。最初に美術の世界で夢を叶えるために一番大切なことを教えます。それは才能ではありません。「如何に最後まで自分をモチーベートし続けられるか」ということです。今の皆さんは自分をモチベートできています。スタートラインまで立てない人の方が世の中にはたくさんいます。スタートラインに立てるかどうかの人間力の差はとても大きい物です。この大きな素質を最後まで手放さなければ皆さんは必ず成功します。絶対に美術の仕事を終える最後の瞬間まで「勇気」を手放さないようにしてください。これから皆さんはスタートします。様々な不安もあるでしょう。「怒られるかもしれない」「評価されないかもしれない」「家族に許してもらえないかもしれない」色んなことが不安かもしれませんが、この世界に共通して言えることは「認めてもらう」ではなくて、この世界は「認めさせる」ことができることです。「認めてもらうために作った作品」は前例のあるどこかで読んだことのあるような漫画だったり、見たことあるデザインになります。前例がない物でも自分で本当に良いと思う作品なら「勇気」を持って発表してください。又、なるべくなら前例のある道には進まないで下さい。受験にも同じことが言えます。ここで忠告しておきますが、「前例のない良い物」を世に出すのは美術の仕事の一つですが、誤解をして、「ルール違反」をしたり、「単なるわがまま」を通してしまう人が稀にいます。「ルール違反」をしても本人は愉快かもしれませんが、他人は皆不愉快です。そんな仕事は評価のしようがありませんので決して道を踏み外すことのないように注意してください。「人の真似」もだめです。参考にすることは良くても、場合によって真似は違法になるのでだめです。例えば美術予備校のHPのページもリライトといって無断で他校のページの内容の一部を変えて使用している美術予備校がいくつかありますが、リライトは違法なので皆さんは真似をしないようにしてください。リライトをする予備校は教え方も他の予備校の真似をしていて、「二番煎じ」かもしれません。リライトしている美術予備校には行かない方がいいでしょう。受験では努力をすれば他の人の作品を写さなくても合格できます。自分で描き方を考えて工夫したり、作品の完成図をイメージしていれば他の人の作品を写しながら描く必要はありません。努力ができず、自分で完成図を想像できない人が人の作品を写します。（参考にするのはOKです）自分で考えたり、想像したりできるかどうかは、自分を信じて「勇気」が持てるかどうかにかかります。長年多くの生徒や美術に関わる人を見てきましたが、「勇気」が結果に大きく影響していると断言します。「勇気」をずっと持ち続けることができれば必ず成功すると肝に銘じて下さい。これがまず最初に皆さんに言いたいことです。
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