才能があるか心配な人
美術系の進路に興味がありながらも才能があるか心配な人、自分で悩んだ結果「自分には美術の才能がないから美術系の道は向いていない」と考えて美術に進むことを深く考えるまでもなく、自分の中で結論を出してあきらめている人が多いと思います。美術に必要な才能はありますが、皆さんが考えているような才能はひょっとしたら必要ないかもしれません。
一般的に考えられている美術の才能でよく誤解を生んでいるのはピカソの才能のイメージです。
ピカソのような面白く個性的な絵を描く才能。幼少期のピカソのように本物そっくりに描くことができた才能が美術の世界には必要と考えている人は多いようです。
まず、ピカソのような面白く個性的な絵は受験とは直接関係ないものです。考え方が全く異なるものなのでまったく気にする必要がありません。ピカソの絵の面白さや個性がまったく理解できないという人は多いですが、作品の解釈の仕方を知らない場合はまったく理解できないことが当然です。無理に理解する必要はありません。又、理解できないこと=才能がないと考える必要はありません。幼少期のピカソが子供でありながら本物そっくりに描けたのは画家の家庭に育った環境が大きく影響を与えています。昔はピカソ以外の画家でも、幼少期に英才教育を受けた画家が多く。子どものころから卓越した描写力を持っている子供がいました。当時は日本にも英才教育を受けた子供がいましたが、現代では当時の子供のように英才教育を受けている人は芸大美大受験の中では今まで見たことありません。安心して下さい。
一般的な美術の才能をはかる目安になりやすいものは中学高校の成績です。美術の成績が良いことは勿論美術系に進学する動機としても良い判断です。しかし、美術の成績が悪いから美術の才能はないと決めつけてしまうのは少し気が早いような気がします。理由は多くの人が美術に必要な能力を高める適切な方法を試す切欠がなかったはずで、試せば伸びる伸びしろがあるからです。気になる人はクマビに来てみてください。
美術予備校では自分の志望する専攻の内容に特化した専門技術を訓練します。中学高校では美術全般について浅く広く学びます。美術予備校で専門的に訓練している内容は一部にスポットを当てていますので中学高校の授業の内容とは違い、比較することができません。美術予備校の内容は中学高校の成績に直接繋がりません。そのため美術予備校で訓練している人が中学高校で美術の成績が必ず良く、コンクールなどで賞を取るか?と言えばそうとは言えません。
美術系の進路に興味があって自分に才能があるか心配な人はクマビに来て見てください。描く力があるとうことが自分自身で確認できる方法がありますので試して下さい。
美術に進むための処方箋