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日本画ってなに?

単純に日本画と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
浮世絵?墨絵?それとも屏風絵?実は、これら全てが日本画と言えます。
日本人が描く日本の絵。これが日本画ですとしか言えません。
というのも明治期に洋画の成り立ちに伴い、それに対して名付けられたのが日本画という名称です。
ですから、それまで日本の中で培われてきた絵画すべてが日本画といえるのです。
もちろん岩絵具と膠(にかわ)を使って和紙に描くいわゆる古来の素材としての日本画の一面もあるでしょう。
しかし、重要なのは日本の風土に根ざし、自然の美や力を真摯な目で描写する。
それが日本画と言えます。

芸大美大の日本画科

上で述べたように自然を独自の感性で描写するには、やはり的確な描写力と観察力が必要になります。
ただ上手いだけではなく、そこには対象と真摯に向き合う姿勢と、豊かな表現を養うための観察が必要です。
受験課題で出される鉛筆デッサンと着彩はそれを見極めるためのものです。
試験では空間、色彩、描写などの「表現」が重要視されるため、基礎力があり、安定した力が必要になります。
近年、東京芸術大学は石膏デッサンと静物着彩、多摩美術大学は鉛筆デッサンと着彩(いずれかは人物)、武蔵野美術大学では鉛筆デッサンと着彩となっています。

クマビの日本画科

クマビの日本画科は2016年に設置されたばかりの新しい科です。
日本画科のある予備校は都内の中堅クラス以上。神奈川では一極集中しており、埼玉県内ではわずかで、北部ではクマビが唯一の予備校です。
クマビはまだ少数なので油画科、デザイン科と合同で描く機会を多く設けています。そのため他の予備校にはない多角的な見方、進め方描き方を伸ばせます。
指導では基礎中の基礎をひとつひとつ掘り下げ、マンツーマンにより、個々の欠点を克服し受験指導の経験豊富なベテラン講師がフォローしていきます。

鉛筆デッサンでは、道具の使い方からはじまり、明暗、質感、空間などを学び、細密デッサンを通して観察眼を身につけます。
モチーフも石膏、静物、植物、人物等さまざまなものを描き、基礎力を養います。
着彩は、道具や絵の具の使い方、色の仕組みをていねいに学び、制作過程を確認しながら進め「美しく心地よい
空間」を意識し描写力、構成力を追求、豊富な表現力を育成します。
以上の「モチーフを観察していねいに描写する課題」とは別に「個性豊かな表現をする課題」として人物画や想定問題、構成着彩などを行い。他の予備校にはない強みをより強化するために私大対策では油画科、デザイン科の課題も行います。

生徒作品一覧

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