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ディスレクシア

「クマビのHPについて」
このHPは重度のディスレクシア(失読症)を抱えたクマビの1人の講師(私です)が作っています。あえて苦手な文章を使って全国のディスレクシアなどの障害を抱えた学生と全国の美術系の学生。芸大美大受験生にエールを送り、知り得る情報を掲載することで一助となりたいと思っています。
ディスクレシア
ディスレクシアは日本ではまだまだ馴染みのない言葉だと思います。少しずつディスレクシアに対する認識が高まり、今後はさらにメディアで取り上げられ、世の中に浸透していくと思われます。ディスレクシアは近い将来社会全体で向かい合うようになる問題だと考えています。
ディスレクシアの先進のアメリカでは研究が進んでいます。一足遅れて日本でも現在研究が始まっています。ディスレクシアは日本語で失読症といい、読み書きにおきる障害を意味します。読み書きにおきる問題であるため、日本語や英語といった言語によって症状が違います。日本語には日本語ディスレクシアがあります。誰にでもわかりやすい日本語ディスレクシアは漢字を読むことができても書くことができない場合があることです。
私は美術に関わる人間はディスレクシアに対する正しい認識を持たなければならないと考えています。その理由は、世界的にディスレクシアの学生の多くが美術を専攻する傾向があり、例にもれず日本でも多くのディスレクシアの学生が美術を専攻していると考えられるからです。特に学科の取り組み方を指導する立場にある美術予備校の先生は実技主体の大学の先生よりもディスレクシアを察知しやすい立場にあり、大学入試の学科の問題があるので正確な認識を持つことに努め、具体的かつ早期に改善する手立てを探っていかなければならない立場にあると思います。兎に角美術の世界にはディスレクシアの学生が美術予備校/大学/専門学校問わず入学してきます。美術の学校はこれから美術の世界に入ってくる学生に向けて今以上に健全な指導を行うためにディスレクシアのことを早めに研究し理解する必要があると考えます。ディスレクシアの生徒とその程度を見分け、程度に合わせた適切な指導を実践できるように指導方法を学び、美術におけるディスレクシアの生徒に対する指導方法を早いうちに確立しなければならないとクマビは考えています。
現状では美術予備校の多くに勉強のできない生徒が多数潜伏しています。生徒本人もバツが悪いので美術予備校の影に身を隠し、先生も無理やり引きずり出すのもためらわれるのでそっとしています。引きずり出した所で解決する感じがまったくしないのでなおさらです。失読症の解決が低学力の問題を全て解決するとは言いませんが、かなりの割合で問題を解決するはずです。なぜならば、ディスレクシアの学生への学科の勉強の取り組み方の指導のノウハウは、そのまま勉強のできない学生への指導に繋がるからです。解決の手立ては様々な方法がありますがわかりやすいものを選んで紹介します。

文章を記憶/理解することができない

ディスレクシアの主な症状のひとつが声を出して文字を読み上げることができても言葉や文章が頭に入っていかないことです。特に黙読による言葉や文章の理解が困難です。
ケース①言葉の意味がわからない
文章を読んでいて意味が頭に入っていかない経験をしたことのある人は多いと思います。その原因の多くは読み飛ばしです。読み飛ばしの多い例が勉強を先に進めることを急ぐ余りに文章中に意味のわからない言葉があっても調べずに先に進めてしまうことです。これをすることで要領よく必要な要点がわかる時もありますが、飛ばしたことがあだとなって気付いたら文章の意味全体がわからなくなり、頭に入らなくなっています。この場合の解決方法は日ごろから読み飛ばしをやめることです。そして、勉強は1つずつ丁寧に段階を踏んで進めていくことです。
ケース②言葉が記憶に残らない
例えば皆さんは10ケタの数字からなる電話番号を5分以内にいくつ記憶することができますか?私(小平)は1つしか記憶することができません。なので私は自分の携帯電話以外の番号を何百回黙読しても覚えることができません。私以外の頭の良い人は2つ以上。特に頭の良い人は3~4つ覚えられるでしょう。小平は恥ずかしながら以前は1ケタも覚えることができませんでした。2ケタ目を記憶した時点で1ケタ目は綺麗に忘れます。この場合の解決方法はまず落ち着くことです。誰でも物事が手につかなくなる場合があり、不安がつのり、物事が頭に残らない状況に陥ることがあります。皆さんが経験したことがあるようなことで例えるなら、財布を落としたことに気付いた瞬間や異性にふられた時、身内が亡くなった時。頭がパニックになり、物事が覚えられなくなります。この時に大切なことは気持ちを楽にすることに努めて情緒を安定させることです。間違っても不安をあおるようなことをしないことが大切です。気持ちが落ち着けば落ち着くほど記憶力が戻ってきます。 又、英単語を10個覚えようとして10個そのまま覚えられる時とまったく覚えられない時とありませんか?これも小平はかつては1つも覚えられなくなってしまいました。この場合の解決方法は1つ1つの言葉から連想されるイメージを頭に思い浮かべ、実際に頭の中でその言葉を使ってみることです。もっと言えば実際に使える状況が一番です。美術を目指す人の中には英語が苦手な人は多いと思います。ただ、殆ど全員が英語を話せるようになる方法があります。それはアメリカ等の英語圏の国に留学することです。なので私は私の実現できなかった夢を託す意味も込めて良く学生に留学を進めます。アメリカに留学して自分たちが日本で日本語を覚えた時と同じように英語を覚えるようにすると殆どに人が英語を話せるようになります。普段の勉強で英語が頭に入らないことには訳があります。それは英単語を電話番号を覚えることと同じように単なる記号として覚えようとしているからです。記号として覚えた音や文字の羅列は電話番号を覚える時と同じようにある程度の数を覚えた時点で古い記憶はリセットされます。学校の小テストなどはそれでも対応できるかもしれませんが、長期的な勉強の積み重ねで成果をあげなければならない受験では通用しません。受験勉強では1つひとつの単語の意味を良くイメージして覚えることが大切です。単語の意味がわからなければ文章の意味はわかりません。単語を覚えられることで文章を読み解くことに一歩前進します。1つひとつの言葉の意味をじっくり考え、この言葉を使っている状況を頭で思い浮かべたり、それでも覚えられない時は絵に描き起こしながら覚えると覚えやすくなります。英単語がなかなか覚えられない人は試してみて下さい。

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