中途半端ハザード
美術とデザインの世界には「自由にのびのび」という言葉があります。
この言葉によって一般的には美術とデザインの世界は「自由にのびのび」できる世界だという認識を持たれています。 そのような認識で世界観を持たれていることが一番多いように思います。
でも、現実は少し違います。
美術とデザインの世界にいる人間の殆どが自由にのびのびすることはできません。
特に職場の人間はその組織のトップに立つ人間でなければ「自由にのびのび」することはできません。
「そんなこと言われなくてもわかる」とお叱りを受けそうですが、わからずにつまづいてしまったり、大事故を起こしてしまう人が、私の周りでは後をたたないのです。
このような状況を招いている原因は「自由にのびのび」という言葉を利用して営利目的で騙せそうな人を騙す人間が大勢いるからです。
美術とデザインの学校の内部か卒業した後には騙されて絶望している人が大勢います。
元々「自由でのびのび」ではないということがわかっている人間の方が過半数だと思います。 しかし、半数に及ぶのではないか?と思われるほど、学校在学中か卒業後に絶望する人間がいるのです。
「自由でのびのび」は劇薬です。
場合によっては劇的な効果を発揮する薬です。
多くの先生はこの薬を処方しようとします。
薬によって生まれるのは、美術とデザインにおける「神」か、はたまた「フランケンシュタイン」か、はたまた「ベム」か、はたまた「シンジ」か・・・。
「自由でのびのび」は多くの場合悪気があって処方されるものではありません。 ただし、それに紛れて、どう考えても、どう見ても無理なことがわかっているケースで処方されています。
例えば、どう考えても美術とデザインの世界にさほど興味のないモチベーションの学生。 彼らの多くはFランクの芸大美大や専門学校に集められます。 Fランクの芸大美大と専門学校に真面目な学生がいないわけではありません。 しかし、明らかに「自由にのびのび」を処方するのではなく、しっかり管理して厳しく指導しなければ何にもならない「伸びきったゴム」のような学生を捕まえて「自由にのびのび」を処方する。 そして、結果が眼に見えていながら親御さんと学生を「自由にのびのび」を歌って勧誘する。 勧誘される親御さんと学生が自分達に処方しても効果がないことはわかっていますが、とりあえず行く所がないのでお願いします。 というケースは問題ないと思います。そうではなく、期待させておいて処方されるケースがあまりにも多いのがとても不味いことなのです。 例えば難関校に進める学力のある学生を、この世界の事情を知らないことをいいことにFランクの大学や専門学校に勧誘してしまうことがとても多いです。
私の口からどこの学校のどこの科だとは言えません。
でも、卒業生の口からであれば個人の感想としてネットにあげることはできるのではないか?と思います。
「自由にのびのび」という劇薬は天才を生み出す可能性があります。
でも、多くの場合この薬は効いていません。
この薬の利かせ方がわからない人は多いと思います。
それは薬の効果を目の当たりにしたことのある人は稀だからです。
この薬が効かない理由は簡単に言えば「中途半端」です。
薬の効果が出てくる前に皆んな飲むのをやめてしまうのです。
効果が出るまで飲み続ければ爆発的な効果を発揮する劇薬です。
「天才」が生まれる。
でも、それにはその薬を何十年も飲み続ける必要があります。
そういった薬です。
何よりも飲ませる側と飲む側にその覚悟があるのか?という話かもしれません。実際には覚悟が全くない場合がほとんどです。
その結果どうなるか?
効果が出る前に飲むのを辞めてしまうと事故につながります。
多くの場合、時間とお金が無駄になります。酷い場合は自殺者が出ます。
細かい話ですが、容量も大切です。「自由にのびのび」で月に1時間絵を描くのと、月に150時間描くのとでは力の差は歴然です。 誤解されて「自由にのびのび」だから楽に月に1時間程度描けばどんな実力もつくと考えている人が多いです。 「自由にのびのび」でじっくりと時間をかけて想像したり、よく観察したりしていくと次々に色んなことが思いついたり、見えてきたりします。
中途半端な誤った処方によって事故で壊れるのはまず、生徒です。 それに友達が爆風に巻き込まれたり、先生や親御さんが爆破されて巻き込まれます。
この言葉によって一般的には美術とデザインの世界は「自由にのびのび」できる世界だという認識を持たれています。 そのような認識で世界観を持たれていることが一番多いように思います。
でも、現実は少し違います。
美術とデザインの世界にいる人間の殆どが自由にのびのびすることはできません。
特に職場の人間はその組織のトップに立つ人間でなければ「自由にのびのび」することはできません。
「そんなこと言われなくてもわかる」とお叱りを受けそうですが、わからずにつまづいてしまったり、大事故を起こしてしまう人が、私の周りでは後をたたないのです。
このような状況を招いている原因は「自由にのびのび」という言葉を利用して営利目的で騙せそうな人を騙す人間が大勢いるからです。
美術とデザインの学校の内部か卒業した後には騙されて絶望している人が大勢います。
元々「自由でのびのび」ではないということがわかっている人間の方が過半数だと思います。 しかし、半数に及ぶのではないか?と思われるほど、学校在学中か卒業後に絶望する人間がいるのです。
「自由でのびのび」は劇薬です。
場合によっては劇的な効果を発揮する薬です。
多くの先生はこの薬を処方しようとします。
薬によって生まれるのは、美術とデザインにおける「神」か、はたまた「フランケンシュタイン」か、はたまた「ベム」か、はたまた「シンジ」か・・・。
「自由でのびのび」は多くの場合悪気があって処方されるものではありません。 ただし、それに紛れて、どう考えても、どう見ても無理なことがわかっているケースで処方されています。
例えば、どう考えても美術とデザインの世界にさほど興味のないモチベーションの学生。 彼らの多くはFランクの芸大美大や専門学校に集められます。 Fランクの芸大美大と専門学校に真面目な学生がいないわけではありません。 しかし、明らかに「自由にのびのび」を処方するのではなく、しっかり管理して厳しく指導しなければ何にもならない「伸びきったゴム」のような学生を捕まえて「自由にのびのび」を処方する。 そして、結果が眼に見えていながら親御さんと学生を「自由にのびのび」を歌って勧誘する。 勧誘される親御さんと学生が自分達に処方しても効果がないことはわかっていますが、とりあえず行く所がないのでお願いします。 というケースは問題ないと思います。そうではなく、期待させておいて処方されるケースがあまりにも多いのがとても不味いことなのです。 例えば難関校に進める学力のある学生を、この世界の事情を知らないことをいいことにFランクの大学や専門学校に勧誘してしまうことがとても多いです。
私の口からどこの学校のどこの科だとは言えません。
でも、卒業生の口からであれば個人の感想としてネットにあげることはできるのではないか?と思います。
「自由にのびのび」という劇薬は天才を生み出す可能性があります。
でも、多くの場合この薬は効いていません。
この薬の利かせ方がわからない人は多いと思います。
それは薬の効果を目の当たりにしたことのある人は稀だからです。
この薬が効かない理由は簡単に言えば「中途半端」です。
薬の効果が出てくる前に皆んな飲むのをやめてしまうのです。
効果が出るまで飲み続ければ爆発的な効果を発揮する劇薬です。
「天才」が生まれる。
でも、それにはその薬を何十年も飲み続ける必要があります。
そういった薬です。
何よりも飲ませる側と飲む側にその覚悟があるのか?という話かもしれません。実際には覚悟が全くない場合がほとんどです。
その結果どうなるか?
効果が出る前に飲むのを辞めてしまうと事故につながります。
多くの場合、時間とお金が無駄になります。酷い場合は自殺者が出ます。
細かい話ですが、容量も大切です。「自由にのびのび」で月に1時間絵を描くのと、月に150時間描くのとでは力の差は歴然です。 誤解されて「自由にのびのび」だから楽に月に1時間程度描けばどんな実力もつくと考えている人が多いです。 「自由にのびのび」でじっくりと時間をかけて想像したり、よく観察したりしていくと次々に色んなことが思いついたり、見えてきたりします。
中途半端な誤った処方によって事故で壊れるのはまず、生徒です。 それに友達が爆風に巻き込まれたり、先生や親御さんが爆破されて巻き込まれます。