美術系の志望校選択エラー
「志望校選択エラー」(クマビの造語です)
少子化と不景気による芸大美大受験生の減少。東京芸術大学神話の崩壊?などの様々な理由から芸大美大受験の世界は凡そ10年前とは違う様相に変わってきました。かつては芸大美大受験生は皆美術予備校に通い、東京芸術大学他難関校を目指し、2~3浪が当たり前ということが常識でした。しかし今では東京芸術大学を受験するのは主に関東の中央都市部の受験生に偏り、各地方都市部にある美術予備校から東京芸術大学を受験する受験生は珍しい存在に変わってきました。ここ数年で急激に変化している今の現状の中でクマビが最も注視しているのは受験生の「志望校選択エラー」です。
あまり無理をして難関校を受験したくない人や難関校には向かない人が美術予備校の過剰な勧誘を受け、浪人という無駄な足踏みをしたり、難関校だと思っていた大学が実は芸大美大の中では難易度の低い所で、十分難関校に入れる学力やモチベーションを持つ受験生が難易度の高い大学の学部を受験する機会を逸してしまうという状況が見えてきます。
このようなエラーがおきるのは芸大美大受験産業の規模が小さく、芸大美大受験の世界に一般の大学受験のように自分に適した学校を判断できる偏差値が開発されていないためです。
偏差値のない芸大美大受験の世界は盲目的に東京芸術大学を目指す風潮を生み、東京芸術大学の過剰すぎる倍率の高騰を生んでいます。
受験生の学力を正確に精査し、美術予備校が受験生の適性を正確に判断すれば難関校の受験倍率は一般の大学の倍率と同じく2~3倍程度に収まるはずです。
美術予備校が正確に適性を判断できる力を備えれば地方の予備校からも力のある受験生に向けて東京芸術大学受験を進めることが可能になり、地方から東京芸術大学を受験する受験生は増えます。現実的に関東の一部の予備校からしか合格することができない今の現状が変わり、全国から選りすぐりの本当に力のある学生が難関校に集まる形が生まれます。
クマビの作成した芸大美大ランキングはこのような「志望校選択の際のエラー」を、解消し、少なくともクマビ生は無駄なエラーに巻き込まれることを無くすために作成しました。
芸大美大ランキングは少しずつ精度を上げて、全国の受験生の目安にされることを目指しています。目標は東京芸術大学他難関校を健全な倍率凡そ1~3倍程度に引き下げ、合格者を全国に拡散させることです。
今はまだ精度にかけるデータですが、興味のある人は参考にして下さい。